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初春午(はつはるのうま)に願いを込めて

新年あけましておめでとうございます。
昨年の茶業界は抹茶バブルの大嵐が吹き荒れて天手古舞、何が何やらわからないまま、それでも前に進まないといけない、経験したことのないことばかりなので適切な判断など誰も出来ようもない、ただ周りにのまれて一緒に流れていくしかない。そんな一年でした。
抹茶へ抹茶へと全てが流れたわけですが、生産現場も煎茶を造るよりお金になる抹茶の原料造りが主流となってしまい、煎茶の生産が大きく減ることになり、煎茶の需給バランスが崩れてスーパー等量販店で販売する値頃のお茶は5倍以上の相場になり、とても商売を続けられる環境ではなくなっています。
おまけに中国では抹茶の生産が急拡大して日本に迫ってきており、いよいよ本格的なシェア争いが始まり海外のマーケットはこんとんとしてきています。
昨年は古茶をブレンドしたり出物を使って何とかやりくりをしましたが在庫も限りがあり、今年は今年の相場の中でのみの組み立てになりますので再度の商品改正が必要になりそうでさらに頭の痛いところです。
こんな時、何を頼りに判断をしたら良いのでしょうか。私の師匠からこんなことを言われました。動物の生き物としての勘を養いなさいと。脳ミソで考えて考えて考えても世の中分からなくて当たり前、動物が自分の命を守る為に備えているモノそれが勘なのだと。その勘を鍛えて使いなさいと。
その為には自然の中に身をおくと良いとも。私達茶業界は自然の恵をいただいて経済活動をしています。かつてないこの大波の中だからこそお茶の魅力と未来を信じ伝え励んで参りたいと念じております。皆様にとっても激しいながらも将来に繋がる良き年になりますことをお祈りしております。
竹澤重人