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原料高騰で迎える転換期。「100g 1000円」の定番規格をどう見直すか

11月12日に静岡で鹿児島茶の求評会が開かれ前年比で数量30%増の12万7千㌔、金額は500%以上増の3億2900万円と過去最高となりました。二番茶以降の茶価の異常な高騰を受けての結果ですが秋冬番の大幅な減産もあり、大手を中心とした買気は収まりそうもありません。番粉やケバ粉ですら千円以上の値が付いており手が付けられない状況です。

今年の一番茶はまだ例年に近い相場でしたが来年はどんな展開になるのでしょうか。専門店は一番茶が商いの中心の為二茶以降の高騰は比較的影響は少ない傾向がありましたが、来年は本丸の一番茶にも大きな影響が出るものと予想されています。特に鹿児島では碾茶の生産増が見込まれており相対的に煎茶原料が減り特に晩手のオクミドリ、オクユタカ等は碾茶向けとなり手当てが付かないものと思われます。鹿児島茶は品種問わずで仕上5千円が最低価格になる可能性が高く、静岡茶はそこまでの影響は受けないものの仕上四千円が出来るかどうか不安視されているのが現実です。

新茶の予約や販売計画が立て辛く、私達も頭を悩ましているところです。対策としては内容量を減らして対応したいとのお話が多く聞かれ、今まで定番とされてきた百gや千円にこだわらないで対応するしかない時が来た様に思われます。

代表取締役 竹澤重人

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