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仕入力が試される令和七年の新茶シーズン

令和七年の新茶が始まろうとしています。冬の猛烈な寒波の為に早咲きの河津桜もお祭りを二週間ほど先に伸ばし、お茶も右にならえでゆっくりになりそうです。日本で一番早い種子島の新茶も静岡茶市場に届くのが三月末、早場所の鹿児島本土で始まりが四月十日、本格的な摘採は十五日頃からになりそうな模様です。静岡はまだ正確な予定が出ていませんが早場所で四月二十日頃、中間場所の普通蒸しで月末頃となりそうです。専門店からは例年ゴールデンウイーク前に売場を揃えたいとの要望が多いのですが今年は鹿児島モノを主に対処することになりま す。

相場に関しては鹿児島は碾茶への移行が進んで30%以上となり、煎茶の割合が減少したことで維持するだろうとの見方が強く、仕入は前半の南薩が勝負となりそうです。

静岡は碾茶への移行は少ないものの廃園が進んだことでここ一〜二年での需給バランスの逆転が予想され、昨年の様な大きな下落は起こらないものと思われます。ただ両産地共に昨年の秋整枝後の再萌芽が過去に経験が無いくらい起こり、内質面での心配がされており、仕入力が今まで以上に試される年となりそうです。

代表取締役 竹澤重人

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