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茶の動向

2023年静岡県一番茶生産量は低迷しましたが、仕入れ・仕上げ技術に一層力を入れ、お茶造りに励んでいます!

 一番茶も最終番の生産となり今年の実績が見えてきました。 鹿児島茶市場ちゃぴおん発表で本茶取扱が3065t(前年比 %)平均単価1857円( %)・5月15日現在・と今年の相場安の予想の中で何とか確保が出来たようでした。

  しかし静岡では厳しい取引きにならざるを得ず、 凍霜害を受けた遅場所だけでなく、芽数が少ない中でのミル芽摘採に走らざるを得なかった為に前年比〜 %の収量ダウンの工場が多く、品質的にも緑化しきれないものが多く、満足がいく茶期とはなりませんでした。三月が暖かく芽が早く膨みすぎた為に、全国的にフワッとした、内容の詰ったものではなく、軽い味と香りになってしまい、火応えの弱いお茶が多い結果となりました。対策としては早場所と中間遅場所、品種の合組等が考えられますが、肥料代の高騰による減肥の流れは続くものと思われ、茶商にとっても頭の痛いところです。

  減産の流れは2番茶も続きそうですが、山間部のお茶は逆に不足も考えられ、需給バランスが次の段階に入ってくるものと思われます。 コロナ明けで一気に以前の日常が戻ってきています。私達茶商は売る為の試飲をしたがりますが、コロナで出来なかった体験としての飲み比べ等の試飲をすることで確実な新しいお茶ファンの創造をする時が来たのではないでしょうか。まずは実行から。師匠から窓を開ければ外は広いぞと言われています。

代表取締役 竹澤重人

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